またみつからない
まず目指すは、ナポリの景色が一望出来るポリジポの丘という場所にあるB&B。ナポリ中央駅から、地下鉄に乗り、その後ケーブルカーに乗り換えて行きます。
ケーブルカーを降りたはいいが、またもみつからない……汗
こちらもまた灼熱で、ガラガラスーツケース引きながら探すもみつからない。。。
楽になりたい……と何度スーツケースを捨てていきたい衝動に駆られたことか。
ナポリはスーツケース引いて歩いていると、タクシーの運転手がナンパしてきます。
乗る?
いい。
また別のタクシーがきて
乗る?
いらん。
しかも、勝手に道の真ん中でナンパして止まってるのに、後ろの車からクラクション鳴らされると逆ギレ。。。なもんだから、ナポリってクラクションの音がハンパない。
街中クラクションだらけ。笑
やっとそれらしき場所に着いたんだけど、マテーラの時と同じく看板も表札も出てなくってウロウロしてたら
ディピントディブルー?って同じ建物に入ってる会社の警備員の人に聞かれて、そうです〜〜〜涙。って答えたらあっちの5階だよ。って教えてくれました。
エレベーターにも表札なし。
5階に着いたら小さな表札が。。。
わかるか〜〜〜〜いっ‼︎泣
ともかく呼び鈴ならして中に入れてもらいやっと到着です。。
でもね。
オーナー夫妻、美男美女でめちゃくちゃいい人達だし
バルコニーからはこの景色。
日中は暑くて外に出る気になれなかったので、ずっとバルコニーからこの景色を見ていました。
そしてナポリへ
マテーラのB&Bに着いた時、オーナーさんに2日後の朝5時半にタクシーをお願いします。と頼みました。
出発当日、5時過ぎにオーナーさんにも会い、カードOKかと思ってた宿代はキャッシュのみだったのですが、持ち合わせの現金がなくツケにしてもらってたので。。。
宿代を無事払い出発。
空が白み始める中、20分くらいタクシーで走るとバス停が見えてきました。
時間があったのでシェフが水を買える場所を探していたら
開いてるカフェ発見。
私、珈琲飲んできますけどどーする?って。。シェフ。。。
どーする?ってなによ。。。行くに決まってんじゃん!
から始まるお決まりの些細な喧嘩…をしながら立ち飲みカフェへ。
またバス停へ戻ると、向こうからアジア人が歩いてくる。。。
キョロキョロしながら好青年がこちらへ来たと思ったら
あの、ナポリ行きはここですか?って。
日本人〜〜〜〜〜〜(嬉)
よくよく聞けばこの清潔感漂う好青年、横浜出身のサラリーマンで、早い夏休みを利用してひとり旅をしているとか。
クロアチアから船でイタリアに入り、マテーラからナポリ、アマルフィに行くらしい。
ひとり旅って凄いな〜〜…。
色んな力がないと、中々ひとり旅って足踏みしてしまうもん…
ロカ岬から帰るバスの中でみた20代くらいの細くて小さい白人女性もまたしかり。
席が空いているのに自分の背中より大っきなリュックを背負ったまま立っていました。
トレッキングシューズをぶら下げて
腕には民族アクセサリーが巻きついている。
肩はリュックの重さをやっと支えてるみたいで赤くなってるし。。
周りはスマホを見てるけど、その子はずっと外を見ていたんです。
そうなんだよね。。。
旅をするって。行くことが目的じゃなくって、
そこに行って何を感じたかが重要なんだよね。。。
どんなルートを辿ってきたのかわからないけど、凄く印象に残りました。
好青年といい、この女性といい。 私には無理だから余計に憧れる。
さて、ナポリ行きのバスが予定の時刻より大幅な遅れをみせて到着です。
マテーラに着いた直後にチケットセンターで購入したバスチケットを見せて乗車。
5時間かけてナポリへと向かいます。
景色はまたオリーブ畑と葡萄畑と牧草ロールのみです。笑
マテーラは魅力ある街
朝、まだ夜が明けきらない中
ベッドから起きてサッシの先から出る朝日を見ていました。
一瞬、自分が何処にいるのかわからなくなる感覚。
今、イタリアにいるんだ。。という感慨はなんとも言えず。。。
そしてまた就寝。
次に起きたのは、優しい教会の鐘の音ででした。
マテーラの中心街も楽しく観光でき
手打ちパスタや美味しい美味しいリコッタチーズも食べれて大満足です。
サッシの歴史を知る小さな博物館があったので立ち寄ってみました。
今を生きる私にはとても興味深くうつり
その後サッシから見える崖に掘られた洞窟住居を眺めた時には、博物館でみた暮らしぶりを思い出し、生きることが難しい時代の知恵と必死さ感じた。
洞窟住居の中で主食になっていたパン
レストランでもこのパンをスライスしたものがでてきます。
また1つ、その土地の歴史の味を知れました。
最後の夜に撮ったサッシの写真。